CONTAX 139Q / Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8
CONTAX 139 QUARTZは1979年4月の発売です。大卒初任給が109,500円だった当時の価格は66800円。結構なお値段のカメラですがヤシカ/コンタックス・スマウントで小型最軽量(135×85.5×50mm/500g)。
手動巻き上げで、小さいながら上下走行式メタルフォーカルプレーン電磁制御シャッター装備。
シャッタースピードは1/1000秒まで切れます。
ファインダーも見やすく(視野率: 95%、倍率=×0.86)絞り優先AE機として使うには、使い勝手の良い機体です。電池がないとシャッターが切れませんが、フェザータッチのシャッターフィールは病みつきになります。
以下Wikipediaより
コンタックス139クォーツ(1979年4月発売)
1978年のフォトキナでコンタックス137MDクォーツと同時に発表された。
シャッター速度1/1000秒とスペックダウンされているが、シャッター速度とタイマー動作がクォーツ制御化され精度が上がっている。
水晶発振でシャッター速度を制御するカメラとして世界初であり、国立科学博物館入りを果たしている。
AEロック、電子セルフタイマーが装備された。
またシャッター速度に無理がないのか耐久性は高く、小さくかわいらしいことと携行性の良さから人気が高い。
ヤシカFX-Dクォーツは姉妹機。
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【 Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8 T* 】
鷹の目テッサーと呼ばれるシャープな写りをするレンズです。
パンケーキと言われる薄いレンズですので、マウントアダプターでミラーレスカメラにつけても嵩張りません。小型カメラとの相性も良く、街角スナップには最適のレンズです。
フォーカス:MF
焦点距離:45mm
画角:50 度
レンズ構成:3群4枚
最短撮影距離:60cm
開放F値:F2.8
フィルター径:55mm
最大径x長さ:60x18mm
重量:90 g
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CONTAX N1 / Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*
時代に翻弄された悲運のAFシステム用カメラ
2000年発売でヤシカ・コンタックスマウントとの互換性を放棄、電子制御マウント「Nマウント」を採用したAFフィルム一眼レフカメラのハイエンド・モデルです。
シャッタースピード:B、32秒~1/8000秒
露出計:評価測光/中央重点測光/スポット測光
露出制御:絞り優先AE/シャッター優先AE/プログラムAE
ファインダー:視野率 95%、倍率 0.73倍
AF:5点測距
使用電池:リチウム電池2CR5 x1本
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CONTAX Nシリーズ Planar 50mm F1.4
時代に翻弄された悲運のAFシステム用レンズ
コアなファン層を抱えていたCONTAXレンズのCYマウントをAF化して、一新し、2000年に発売されたNシリーズの標準レンズです。
35mmフィルムカメラとしてはN1、NXが発売され、2002年にはフルサイズデジタル一眼レフのCONTAX N DIGITALもリリースされました。
しかし、CONTAX Nシリーズはそれ以降展開はなく、京セラのCONTAXブランドも2005年に終了してしまいました。
当時のCONTAXファン層がAFを求めていたかどうかは疑問ですが、マウントは完全に電子化され、口径もヤシカ・コンタックスマウントから拡大してそれまでのマニュアルフォーカスカメラ&レンス群とは互換性は無くなりました。
CONTAXマウントのマニュアルカメラやそれまでのツァイスのレンズ資産が、マウント変更により活かせなくなってしまったのは致命的だったかもしれません。
一方で中判カメラのCONTAX 645との互換性は考慮されて、純正マウントアダプターを介することでCONTAX 645マウントのレンズが使用できました。
CONTAX NX / Vario Sonnar
時代に翻弄された悲運のAFシステム用カメラの普及機です。
2000年12月発売でヤシカ・コンタックスマウントとの互換性を放棄、電子制御マウント「Nマウント」を採用したAFフィルム一眼レフカメラのエントリーモデルです。
コンタックスNシステムは完全電子制御のAFカメラです。
シャッタースピード:1/4000秒~4秒
ファインダー:視野率 93%、倍率 0.78倍
ワインダー巻き上げ速度:2.3コマ/秒
フィルム感度設定:(手動)ISO 6~6400、(DX)25~5000
定価(当時):94,000円
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CONTAX Nシリーズ Planar 50mm F1.4
CONTAX N system Vario-Sonnar 24-80mm F3.5-4.5
時代に翻弄された悲運のAFシステム用レンズ
コアなファン層を抱えていたCONTAXレンズのCYマウントをAF化して、一新し、2000年に発売されたNシリーズの標準レンズです。
35mmフィルムカメラとしてはN1、NXが発売され、2002年にはフルサイズデジタル一眼レフのCONTAX N DIGITALもリリースされました。
しかし、CONTAX Nシリーズはそれ以降展開はなく、京セラのCONTAXブランドも2005年に終了してしまいました。
当時のCONTAXファン層がAFを求めていたかどうかは疑問ですが、マウントは完全に電子化され、口径もヤシカ・コンタックスマウントから拡大してそれまでのマニュアルフォーカスカメラ&レンス群とは互換性は無くなりました。
CONTAXマウントのマニュアルカメラやそれまでのツァイスのレンズ資産が、マウント変更により活かせなくなってしまったのは致命的だったかもしれません。
一方で中判カメラのCONTAX 645との互換性は考慮されて、純正マウントアダプターを介することでCONTAX 645マウントのレンズが使用できました。
CONTAX 167 MT
1987年に発売されたカメラで、世界初の自動多段階露出機能が実装されています。
1997年まで販売された長寿のマニュアルフォーカス一眼レフフィルムカメラです。
対応するレンズを使えば、プログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE、マニュアルが使える多機能なカメラです。対応しないレンズの場合は、絞り優先か、マニュアル露出でしか撮影ができません(それで十分ですが)。
1/4000秒まで切れるクォーツ制御の電子式縦走行式メタルフォーカルプレーンシャッター搭載。
167MTのMTは、Multi ModeのMと自動多段階露出機能(ABC機構:Automatic Bracketing Control)のTriple ExposureのTからきているそうです。
紹介する機体は単三電池4本で使えるバッテリーホルダーがついています。(通常は単四電池4本)
シャッタースピードはスライドスイッチで設定する独特のインターフェース。
ツァイスのレンズを使いたいだけの人は、Ariaあたりにしておく方が使いやすいかもしれません。
中古市場では、CONTAX Ariaと性能はほぼ同じで、値段は安く買えます。
ファインダーは見易く、シャッターフィーリングは良いカメラです。
•製造年 1987年
•世界初のABCシステム(自動多段階露出機能/Automatic Bracketing Control)搭載
•シャッター:電子式縦走行金属幕フォーカルプレーンシャッター
•シャッタースピード:B,16〜1/4000.
•ファインダー視野率:95%
•測光方式:TTL中央重点開放測光/TTLスポット測光
•露出制御:プログラム、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル
•電源:単4電池4本
•外形寸法:149W×91.5H×51.5Dmm
•重量:620g.